グロース株投資家のみなさんこんにちは。
mican(@kata_mican)と申す。
「成長」と「割安」は排他的関係ではない
多くの人の信仰に関わる「グロース」「バリュー」を定義するなんて恐れ多いけれど、ここではそれぞれ「高成長」「割安」と解釈する。
「グロース株」は成長が期待されるがゆえに割高になりがちである。
しかし、高成長なら割高というわけではないし、割高であれば高成長というわけでもない。
「バリュー株」が割安なのは、低成長なためであることが多い。
しかし、割安なら低成長というわけではないし、低成長であれば割安というわけでもない。
そうだよね?
何十倍にも何百倍にもなるのは成長してるからである
例えば配当マシーンに皆が再投資を続けたら、株価は釣り上がり利回りは低下する一方である。
増配できるなら、それは成長してるということである。
1961年の世界人口はおよそ30億人であったという。
2018年の世界人口はおよそ75億人であるから、60年で2.5倍に成長したのである。
(大雑把ですまない)
つまり世界的な独占企業は、シェアを維持する最低限の投資だけで2.5倍の規模に成長できたわけだ。
実際は物価の上昇も加わるから、もっと大きく成長したように見える。
そしてシェアを維持するだけなら配当も出せる。
投資家が配当を再投資したならば、その投資家に帰属するシェアは維持されるどころか拡大する。
「身近にある」という情報格差
かつて、あるいは現在進行形かもしれないが、世界がアメリカナイズされていく時代があった。
日本にマクドナルドが進出したのは、Wikipediaによれば1971年のことである。
いつからかは知らないが、マクドナルドの店舗は東南アジアにもあるし、ソ連崩壊後は旧共産圏にだって広まっていった。
コカ・コーラ(KO)だってそうだろう。
はじめから世界中で親しまれていたわけではない。
両津勘吉は回想の中で、コカ・コーラを飲むモダンな友人を羨ましそうに眺めていたではないか。
ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)はどうだ?
バンドエイドが日本に紹介されたのは1959年のことである。
フィリップモリス(PM)は?
いつから洋モクって言わなくなったんだろうな?
忘れられているのかもしれないが、
それらがずっと身近だったのはアメリカ人にとってであり、日本人にとってではない。
バフェットが身近で理解しやすい銘柄に投資して成功した?
ガソリンスタンドのおじいさんも?
シーゲル本もそんな感じのことを裏付けてる?
当たり前だ。
アメリカで身近な存在だったものが、やがて世界を制覇して、世界中の人たちにとって身近なものになっていったんだから。
アメリカ人はアメリカに生まれただけで世界の一歩先、二歩先の情報に自然と触れていた。
キッチンに足を運べば、世界を制覇することになるアメリカ製品が目に入った。
羨ましいではないか。
今では日本も先進国ではあるが、情報的にどの程度有利であろうか。
mican
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