「NISAで海外ETF」に潜むワナ。分散しすぎに注意


いやはや浅はかだった。 どうもmican(@kata_mican)と申す。

見境なく買い散らかした結果

忘れちゃいけない売却手数料

マネックス証券、SBI証券、楽天証券では海外ETFの買い付け手数料が無料もしくは実質無料というのはよく知られている事実。 売却手数料は通常通りかかるというのもよく知られている事実。

もちろん知ってはいたんだ。 だけどわかっていなかった。

少額で買い付けたETFの出口がとんでもなく難しい。 50ドル分だけ買い付けたETFを売却するのにも5.4ドルかかるんだ。

もちろん買ったときは5年間ホールドするつもりだったし、なんなら手数料的に妥当な額まで買い増しているはずだった。 だけど、去年のNISAはSBIだったんだよね。 今年はマネックス。買い増したって意味がない。

それに、なにも知らない初心者がETFを7銘柄8銘柄も買って数ヶ月たてば、そりゃ自分に必要ないものもわかってくるわけで。 さて、どう処分しよう。

売り時は含み益の出ている今

考えてみてほしい。 これから調整が入って、含み損に転じたら?

自動的に塩漬けである。
だって、損失が5.4ドルx銘柄数だけ積み増しされるのだから。 売れるわけがない。

今売れば、利益から5.4ドルx銘柄数を引かれるだけで済む。
さらに、多少なりとも評価額が大きくなれば手数料のインパクトも相対的に小さくなる。

みよ、これがその代償だ

ティッカー 取得額(全口) 売却額(全口) 売却手数料 確定損益
DGRE 52.00 56.40 -5.40 -1.00
SMH 101.50 106.88 -5.40 -0.02
VEU 163.08 173.40 -5.40 4.92
VGT 162.10 175.48 -5.40 7.98
VOOV 211.00 228.96 -5.40 12.56
VUG 138.13 149.21 -5.40 5.68
VWO 44.75 49.54 -5.40 -0.61
872.56 939.87 -37.80 29.51

せいぜい3ヶ月という短い期間でありながら、3%強のパフォーマンス。
とはいえ手数料がなければ、もしくは1銘柄にまとめていたら倍以上の利益が出ていたことになる。
惜しいは惜しいが、これだけ利益が出てる時点で勉強料としては恵まれているのだろう。

ちなみにこの売却キャッシュでQQQを5口買った(SBI特定口座)。
そのため自動的にHDVも9口買うことになった(マネックスNISA口座)。

これからもSBIにある国内株を整理していくことになるので、そのキャッシュはそのままSBI特定口座でQQQ買い付けの資金にしようと思う。
そうしたらNISA枠めいっぱい高配当のHDVに使えることになるわけだ。
分配金への課税が現地源泉徴収だけになるメリットはもちろんのこと、不景気に強かろうというのは損益通算できないNISAにおいて、5年後の安心感がまったく違う。

mican


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