物欲でAMZN買った。1383ドルで買った。
どうもmican(@kata_mican)と申す。
Amazonに関する体感的な話
日本にいると、Amazonが世界を支配しつつあるような気になってくるけど、実際のところ国によっては全然イケてなかったりするよね。
もちろんECの話。
こういう感覚の違いというのは、個別株をやる上ですごく重要だと思っている。
例えば、micanは少なくとも10年以上は生活をAmazonに支配されてきたのだけれど、父親は数年前まで楽天を使っていた。
Amazonが日本に税金を納めていないという文句も何度聞いたかわからない。
そんな父親がいつの間にかプライム会員になっている。
AmazonのEC市場シェア
ジェトロの報告書(PDFへリンク)によれば、
2016年のAmazonの国内シェアは20.2%となっている。
それに次ぐ楽天が20.1%だ。
報告書によれば、上位以外のECサイトのシェアも決して小さくない。
Amazonのシェアが33%の米国でも同じ傾向で、これは電子決済や物流のインフラがすでに整っているためだという。
この論理が正しいのであれば、既存のインフラに乗る限りAmazonの独り勝ちは難しいとも言えるかもしれない。
だけど、残りのシェアを奪う方法は何もBtoCでの独り勝ちだけではない。
Amazonが狙うはECインフラ(BtoB)
インフラとはつまり、物流と決済とWEBである。
現状でもAmazonに出品することでこの全てを依存することができるし、
全てを依存しなくとも、Amazonログイン&ペイメントで決済システムだけを利用することもできる。
ちなみに決済面でのAmazonの強みは、多くの人にとってAmazonのアカウントが「そもそも買い物をするためのアカウント」だということだ。
物流でいえば、貨物機やドローンへの投資もまた、BtoCからBtoBへ転換する流れの中で考える必要があるだろう。
自社のBtoC事業で排他的に使って競争の道具とするのではなく、他のBtoC企業にインフラを提供することで、平和的に利益を吸い上げるということだ。
それも既存事業とのシナジーを辿った結果として行き着くだけだから、設備投資のリスクもほとんどない。
すごいぞベゾス。
Amazonがイケてない国? 大丈夫。ぐろーばらいぜーしょん!
Amazonがイケてる国というのは、はっきり言って先進国だけである。
いずれも物流インフラが整っており、クレジットカード保有率の高い国。
ではそういうインフラが整っていない国への進出はどうするかというと、まさしく今そのノウハウを蓄積しているところなのだ。
日本や米国で自社配送網を整備しようというのはそういうことである(たぶん)。
しかもそれは、グローバルな配送網になる(Alibabaに対する優位性でもある)。
シナジーのあるところだけで実験する。すごいぞベゾス。
さらにさらに大胆なことを言えば、そのうち仮想通貨も採用されるかもしれない。
進出先ではクレジットカードが普及していないかもしれないし、送金網がガタガタかもしれないし、あるいは規制でガチガチかもしれない。
まあいずれにしても、世界征服を目論むのならのお話。
ちなみにmicanはAlibabaも1株持ってる。
mican
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